いまどきの離婚、慰謝料の相場はどれくらいなのか

離婚では慰謝料が付きものですが、性格の不一致が原因のような比較的若年層の協議離婚では慰謝料の支払は発生しないのが普通です。慰謝料が発生するのは、例えば不倫のように、一方がもう一方の配偶者に対して離婚の原因になるほどの大きな苦痛を与えた場合です。したがって慰謝料は離婚に対してというより、精神的な苦痛に対して支払われるといった方が妥当かもしれません。でも協議離婚の場合はお互いが等分に離婚後のハンディを背負うのですから、慰謝料などは発生しないのです。でも熟年離婚となれば話は別です。それは熟年ともなれば蓄えた財産も多く、それを築いてきたのは夫婦2人の力によるものという考えのもとに、妻側に対しては財産分与に加えて慰謝料が加味されることがあるのです。ではいまどきの慰謝料の額とは、どれぐらいが相場なのでしょうか。

慰謝料の相場は「50万円ラ結婚年数」と言われているが

よく聞く話に慰謝料の額は「50万円×結婚年数」というものがあります。でもこれは本当なのでしょうか。これだと、仮に結婚年数が30年だとすると1,500万円にもなりますが、そんなにたくさん払わなければならないのでしょうか。はっきり言いますと「50万円×結婚年数」には何の根拠もありませんから、これにこだわる必要はありません。先ほども言いましたが、どちらにも非のない協議離婚の場合では慰謝料は発生しないのが普通です。ただし熟年離婚のような場合は、妻も財産形成に貢献したという考えのもとに、財産分与とは別に、慰謝料として200万円~400万円の範囲で妻側に支払われることは珍しくありません。でもこれも財産の額で異なってきますから、富裕層の離婚などでは、その額が数千万円に達することもあります。